こんにちは。
今回は私の個人的な考えをまとめます。
どうしたら、良くなるのか。
パフォーマンスのピラミッドについて
ご存知ですか?
何かしらの競技を行っていく上で競技力の向上が求められます。
もっと上手くなりたい。強くなりたい。と思うでしょう。
そんな時に大切になる考え方だと思います。
できない!!
もっと練習しろ!!!反復練習だ!!
ってのはどうなのでしょうか?
確かに練習量は大切ですがちゃんとした方向性が決まってないとダメなのでは?
羅針盤がなく広い海を航海しているようなものですね。
その一つの羅針盤になれたら幸いです。
1番基礎=身体が機能しているのか?
まずは身体が動ける状態なのかを確認しておいた方が良いですね。
そもそも、動かない関節があると、その部位は使えないことになりますから
理想的な動きはできないでしょう。
例を挙げると、足首が曲がらないとしましょう。
そうなると、足首が曲がらない分を
膝を優位使ったり、腰を曲げてしまい、理想的な動きではなくなり
若干変わった動きになる可能性がありますね。
なので、体がちゃんと機能しているのかい?(筋肉君風)
2番基礎=パターン、コーディネーション
コーディネーション能力ってご存知ですか?
身体のバランスを整えたり、二つのことを同時に行ったり、素早く判断する能力などのことですね。
昔ながらの遊びで鍛えることができていたと言われております!
鬼ごっことか、ケンケンパとか、ボール遊びとかね。
まあ、体を上手に扱えることです。
上手な選手ってこの能力が高いのですよ。
適切な力加減で適切な動きを行うことができるか?ってことが重要です。
運動が苦手な子にかぎって無駄に力が入りすぎてしまっていたり、
一点に集中し過ぎてしまっていませんか?
何事もバランスが重要です。
車が動くことにも物凄い数の電子制御がされているのですよ!!
人間の動きっていうのも、本来は多くの制御によって成り立っているのです。
3番=筋力、持久力、パワー、スピード
ある程度は力がある人って強いんですよね。
だって力があるんだもん。
直接組み合うような競技であれば、その力の差って顕著になりますよね。
お相撲とかでしたら、大人と子供の差があったら結構大変ですよね。
年齢別にしたり、階級別にしたり、性別によって分けるのは
ある程度の力やスピードなどの公平性を確保するために行うのですよ。
なので、これを全部取っ払ったものは、ある競技としては成り立たないのです。
ボクシングは12階級にも分かれるのです。それくらい体重とパワーが厳格になっているとも言えますね。
なので筋力を鍛えたり、持久力をつけたりするのは大切です。
それによって優位性が一気に変わる。
と思っております。
最後=スキル
その競技を行っていると、身につくスキルですね。
野球で言ったらバットにボールを当てるスキル。
水泳で言ったら、綺麗に泳ぐスキル。
テニスで言ったら、サーブのスキル。
その競技の練習をすることで身につくことができるものですね。
で、結構このスキルって重宝しがちですよね。
小難しいことを知りたがる人って多いですよね?
でもこのスキルって最後の方ですからね。
ちゃんと動くことのできる体を作り
適度で緻密な力加減ができつつ
力やスピード、パワー、持久力を兼ね備えた場合に
スキルが光るわけです。
どれが欠けても良くないですよね?
逆にその下の全てが揃っていると考えると
なんか練習したらできそうじゃないですか?
基礎ができていると、上達ってめちゃくちゃ早いのですよ。
だから、小さい頃に一つの競技に拘るなという理論があり
色んな経験をしておくことで対応が良くなるのですね。
武井壮選手がどうすれば本番に強くなれますか?って質問に対して
「使えるスキルの引き出しの多さ」と答えていました。
と同時に、「誰もが本番に力を出しきれないものだよ。同じ条件だよ。」とも言っておりました。
さすがだなと思いました。
まとめ
- 1番は体の状態(動かせるか)
- 2番目は体を調節できるか?(色んな遊びの中から開発)
- 3番目は力や持久力があるか?(訓練によって開発)
- 最後にスキルが熟練しているのか?(反復練習によって開発)
って良いうのが重要になります。
なので今後、指導して行く際に
目的の動きができなくて困った時に
ピラミッドを思い返して見て、考えてみては?
いかがでしょうか?